神前式の結婚式

こちらでは神前式の結婚式についてのお話です。皆さんは神前式の結婚式についてご存知でしょうか?神前式の結婚式は日本の結婚式のスタイルで多くのカップルがこの神前式のスタイルで結婚式を行っています。結婚式のスタイルで人気なのはこの神前式のスタイルとキリスト教式のスタイルです。キリスト教式のスタイルは多くの花嫁の憧れの純白のウェディングドレスを着てヴァージンロードを歩く神秘的な結婚式で、神前式は日本の伝統の和の美しさが感じられる日本独特の結婚式です。日本人として結婚式を行うならやっぱり神前式で結婚式を行いたいという方も多いですが、神前式の結婚式とはどのようなものなのでしょうか?神前式の結婚式についてご紹介しましょう。

日本独特の和の結婚式

神前式の結婚式では名前の通り神様の前で式を行うものとなっています。日本では多く見られる結婚式のスタイルで、その儀式の一つ一つが日本独特の和の美しさが漂っています。一見すると華やかで明るい印象のあるキリスト教式の方が目を引きますが、神前式の落ち着いたわびさびのあるスタイルもとても美しいものです。

皆さんは神前式による結婚式がいつから行われてきたかご存知でしょうか?

普及の歴史は浅い!?神前式の結婚式

神前式の結婚式は伝統のある日本独特のスタイルなので、今でこそとても人気のあるキリスト教式の結婚式のスタイルが用いられる前は、ずっと神前式で結婚式が行われてきていると思うかもしれませんが、その歴史は結婚式の歴史から見るととても最近になってから行われるようになったスタイルです。正解は今からおよそ100年前の1900年です。

どうでしょうか?1000年以上も昔から結婚式が行われてきた歴史から見るととても最近のように感じませんか?その理由として、日本には結婚式というはそれぞれの家で行われることが一般的であったためというのがあります。当時、仏前式という仏教の結婚式のスタイルが行われていましたが、日本では無宗教の人がほとんどのため、仏前式のスタイルはほとんど用いられることはありませんでした。神前式のスタイルも、100年前よりももっと前に存在していましたが、仏前式同様に人々にあまり広まりませんでした。100年前の1900年というのは多くの人々に広まるきっかけとなった時期という意味です。神前式が広まるきっかけになった1900年(明治33年)に、当時の皇太子のご婚儀が神前式のスタイルで行われました。そのことがきっかけで多くの国民がこのスタイルで結婚式を行いという声が強くなり、神前式のスタイルが日本中に広く普及していきました。

神前式の結婚式は基本的に神社で行うのものです。披露宴にはそこから移動して行われるというものでしたが、最近ではホテルや結婚式場でも神前式のスタイルで結婚式ができるところもあり、そのまま披露宴も行えるようなところもあるようです。

家族の結びつきを深める神前式

日本では昔から人と人、特に家族と家族の結びつきをとても大切にします。そのため、二つの家族が一つの大きな家族になる結婚式も結びつきを重んじる日本人特有の意識が反映されています。そのため、神前式の結婚式では新郎新婦の家族以外の友人や知人は基本的に出席することができません。神前式では家族と家族の絆を強く深めるためのスタイルなので、友人、知人や会社の同僚などはその後の披露宴に出席することになります。

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2020/7/9 更新